こんにちは、MIKA(@mika_pr_producer )です。
あなたがブログを書き始めたばかりでしたら、少しでもアクセスを増やす方法があれば知りたいですよね。検索結果で上位に表示されるように工夫することを『SEO』(Search Engine Optimization)と言いますが、一度は、SEOについて調べてみたことがあるのではないでしょうか。
あなたのブログを検索ユーザーに表示するかどうかは、Googleのルールに基づいていますが、実はすべてが公開されているわけではありません。
なぜなら、Googleは、細かいテクニックに走るよりもユーザーのためになることを考えていれば、おのずと良い発信になるという考えだからです。
この記事では、検索の世界をリードするGoogleの公式発表についてと、わたしが実際に行っているSEO対策についてご説明します。
読んだあとには、あなたが出会いたい未来のお客さまに検索で見つけられやすい方法がわかります。
目次
【動画】Google検索の仕組み
まずはGoogleが公開している検索の仕組みがわかる動画(3分42秒)を見てみましょう。とてもわかりやすく解説しています。
かんたんにまとめると、
- あなたの記事を発見する(クローリング)
- あなたの記事を理解する(インデックス/ここでやっとGoogleの”本棚”に仲間入り)
- あなたの記事をユーザーに提案する(ランキング)
Google検索の仕組みが、なんとなくつかめればOKです。
Yahoo!はGoogleの仕組みを採用しているので、Google検索の仕組みさえ知っていればOKです。(ただし、仕組みを採用しているからと言って検索結果が同じわけではありません)
このように、常にユーザーファーストで動く検索の仕組みには、ある前提があります。
SEO対策は『E-A-T』から
『E-A-T』とは、Googleがユーザーにとって有益な記事になりえる3つのポイントを説明したものです。3つの英単語の頭文字をとって『E-A-T』と呼んでいます。
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
『E-A-T』はGoogle検索の仕組みを支えている一つですから、あなたのブログ記事を見つけてもらうために最初にすること、それは『E-A-T』を意識することです。
ブログの『SEO』(検索エンジン最適化)対策を考える際、常に根底にあるべきことでもあります。
Googleが公表している、Search Quality Evaluator Guidelines(英語)をもとに、わたしの考えも含めながら『E-A-T』をご説明します。
Expertise(専門性)
たいそうな資格はいりません。
仕事、趣味、育児、家族や恋人とのパートナシップなどなんでもよいです。
誰にも代わりがきかない、唯一無二のあなたの人生において、あなたが好きなことを得意と言えるまでに得られた智慧や経験によって、助けられるひとがいます。
それは既にあなたに専門性があるということです。
情報を発信しながら、さらに専門性を高めていくこともできます。
例えば、コスメの新商品のレビューを書くことが好きなのであれば、化粧品検定という資格を新たに取得して、さらに発言に専門性をもたせるなど。
いまあなたが専門性について自信がなくても大丈夫です、徐々に厚みをもたせていきましょう。
Authoritativeness(権威性)
あなたに専門性があれば、周りの友人・知人、未来のお客さまが「〇〇さん(あなた)、こんなこと/サービスやってるみたいだよ!」と、周りに話しているはず。
口コミは、
- リアルで会ったときにひとからひとへ
- あなたのページが、ほかのひとのWebサイトで紹介される
- あなたの名前やサービス名が、SNSで言及される
などで、広まっていきますが、とくに下記の2つが増えてくれば、権威がましてきた証しとされています。
- あなたのページが、ほかのひとのWebサイトで紹介される = 『被リンク』
- あなたの名前やサービス・商品名が、SNSの投稿で書かれている=『サイテーション』
『被リンク』は、ほかのWebサイトからリンクされて直接的にあなたのWebサイトに訪問することで、Googleは『被リンク』数を評価しています。
『サイテーション』は、『被リンク』されていなくとも、SNSやWebサイトであなたの名前やサービス・商品名が間接的に言及されていることで、Googleが評価するときに参考にしているのでは?と言われています。(Google Map検索では、すでに参考にしているようです。)
Googleが評価の一つにしている『被リンク』があなたのサイトにいまなくても、あなたやほかのひと/企業が、広く認知されるためにアプローチすれば、あなたの名前やサービス・商品名がネット上のさまざまなところで『サイテーション』されます。
誰かに感謝されるような知識や経験をブログで発信しつづけることや、SNS、TVや雑誌、Webメディアなどに取り上げられることで、『サイテーション』を増やすこともできます。
『サイテーション』が増えることは、未来のお客さまとの関係を築くドアが増えるようなもので、どんどんあなたに近づいてくる素敵なきざしと言えます!
『被リンク』と『サイテーション』を増やしていくこと、それが権威性を高めるカギに。
Trustworthiness(信頼性)
リアルで会ったことがないひととのネット上のコミュニケーションは、少ない時間で相手の不安や不信感を取り除きつつ、心の距離を縮めたいですね。
発信している内容に誰が責任をもっているのかを明らかにしておけば、匿名で発信しているひとよりも、「〇〇さんのブログの情報を試してみてもよさそうだ」と、徐々に信用して、信頼する気持ちが生まれてきます。
相手に不安や不信感を抱かせないためにも、あなたは何を生業にしているのか、あなたの得意なことを発信するに至った経緯(多分そこに素敵なストーリーがある)、資格や実績があればそれらを含めて、自己紹介することが大切です。
『E-A-T』を高めることは、お客さまが悩んだり困っているときに、ぱっと思い浮かべてもらえる“助っ人”になるということ。
ネット上でのブランディングにもつながります。
一方、Twitterではこんなやりとりも…。
「『E-A-T』は、具体的じゃないからわかんないよ。」という質問者に対して、検索の世界でおなじみGoogleのジョンさんが、こう答えています。
『E-A-T』を高めるために、技術的なトリックなんてない。
John@JohnMu
There is no technical trick to any of this — there’s no meta-tag, there’s no setting, there’s no HTML element, there’s no word count limit, no keyword-ratio, no magic keywords that need to be included. Some things are binary, true / false, but showing “E-A-T” is not one of them.
— 🍌 John 🍌 (@JohnMu) August 12, 2019
これは、細かな設定などにあまりとらわれず、これから発信しようとしているあなたの情報が、ユーザーの未来をHappyにするかどうかを、いつも自分に問いかけることが重要だと言うことです。
とはいえ、『E-A-T』がわかっても、実際に何をしたらいいのか…。
次は、具体的なSEO対策についてお伝えしていきます。
今日からできる9つのSEO対策
ブログを検索で見つけてもらうための、9つの『SEO』対策をご説明します。
1. 期待にこたえる
あなたのブログ記事には、ユーザーが探していそうな答えはありますか?
検索しているひとは、悩みや困りごとをすぐに解決したくて、どこかの誰かに期待しながら検索しています。
多くの人が同じようなことを検索していても、検索で使用する語句によっては、欲しい答えが変わってきます。
例えば、
「英語 ネイティブ」で検索しているひとのなかには、下記の答えを探していそうです。
- 「英語 ネイティブ アプリ」→自分でアプリを使いながら学び、ネイティブのように英語を話せるようになりたいので、良さそうなアプリを探している
- 「英語 ネイティブ レッスン」→英語圏の先生から学び、ネイティブのように英語を話せるようになりたいので、良さそうな教室(先生)を探している
使う語句によって変わるユーザーの意図を読み解き、あなたのブログに答えを用意していれば、ユーザーからもGoogleからも評価されます。
ちなみに、検索で入力する語句を『クエリ』と言います。
『クエリ』とは、問いあわせのことで、まさにユーザーは自分の問いに対して答えを探して検索をしているわけです。
2. よく使う『キーワード』を選ぶ
繰り返し見たり聞いたりした名前などは、認知されやすく、親しみを感じ、内容が正しいと信じやすくなる。
ダニエル・カーネマン
認知心理学者ダニエル・カーネマン の「ファスト&スロー」で語られています。
あなたのブログタイトルや文中などに、語句(キーワード)がほどよく繰り返し使われていれば、「欲しい答えがありそうだ」とユーザーの目に留まることも。
そしてGoogleは、あなたのブログに任意の『キーワード』が多く使われていることで、専門性があるかどうかをチェックしに来てくれます。
検索ユーザーのことは考えずに、ただやみくもに書きたいことを書いているだけでは、見つけてもらえる機会は少ないかもしれません。
3. 『キーワード』を『タイトル』に入れる
ユーザーが悩みや困りごとを解決するために検索している『キーワード』を、ブログ記事のタイトルに含めましょう。
ユーザーのデバイス(スマホ/PC/iPadなど)によって、表示されるタイトルの文字数は異なりますが、約30文字程度が表示されます。
なので、約30文字程度で作るか、長くなるときは先に30文字程度で完結させて、続けて補足的な言葉を追加することをおすすめします。
4. 『キーワード』を『メタディスクリプション』に入れる
検索結果に魅力的なタイトルが並んでいて、「どのページをクリックしようかな」と悩んだとき、タイトルの次にどこを見ますか?
おそらく、タイトル下の文章=『メタディスクリプション』を読んでいることが多いと思います。
『メタディスクリプション』には、ブログ記事を読んだら“相手が得られること”を『キーワード』を含めた要約文にして入力します。
スマホには『メタディスクリプション』が、50文字程度しか表示されないので、おすすめは、最初の50文字で“相手が得られること”をお伝えし、そのあとに補足して、200文字程度にまとめることです。
思わずクリックしたくなるような文章かどうかで、あなたのブログへの訪問者数が変わってきます。
但し、あなたが設定したメタディスクリプションがいつも表示されるわけではなく、表示するかどうかは、Googleが判断します。
5. 『キーワード』を『見出し』に入れる
段落ごとの『見出し』には、
- 目に見える『見出し』 > 何も意識せずに入力している文のこと
- 目に見えない裏側の『見出し』/h1(heading 1)、h2(heading 2)、h3(heading 3)などのHTML記述を設定する。
があります。
HTML記述を設定することで、Googleがブログの内容を理解するときに役立ちます。
6. 『キーワード』を『URL』に入れる
ブログ記事のURLを決めるときには、『キーワード』を含めると良いでしょう。
例)https://www.liaison-pr.com/seo/
- URLは英単語で作る
- 複数の英単語を使うときは、ハイフンで区切る
- なるべく短めに
日本語でURLを付ける場合、SNSの投稿やブログでURLを貼りつけると、元のURLは表示されず、文字化けしてしまいます。怪しげな長いURLになってしまいますので、おすすめしません。
でも、「いままで英単語で作ってこなかった」「やたら長いURLを付けていた」としても、作り変える必要はないです。
Googleのジョンさんが、さほど検索に影響はないと言っています。
7. 画像にGoogle向け説明文『altテキスト』を入れる
画像の『altテキスト』を設定することで、3つの良いことがあります。
- インターネット環境やご使用のブラウザによって画像が表示されない場合に、入力した文字が表示される(そこに何があったのかわかる)
- 視覚にハンディキャップのある方などが音声読み上げ機を使ってる場合に、入力した文字が読み上げられる(そこに何があるのかがわかる)
- 画像検索で見つけられる
『altテキスト』を入力しておくだけで、あなたのブログ記事は、多くのひとにとってやさしいものになります。
最近は、あまりにも世のなかに情報量が多いため、自分にとって必要なものを選ぶことに疲れを感じているひともいます。
文章を読むより、視覚的にぱっとわかるので画像検索をするひとが増えています。画像に『altテキスト』を設定しておけば、あなたのブログにアクセスが増える可能性が上がります!
8. ブログ記事とブログ記事をつなげる(内部リンク)
あなたのブログ記事に辿りついたひとが、読み終えてそのまま帰ってしまったら、ちょっと残念ですね。
もっと詳しく説明したいんだけど長くなるし、メインの言いたいことから逸れてしまうというトピックスもあると思います。
ブログ記事をいくつかにわけて書くことを想定し、関連したブログ記事に案内してあげましょう。(リンクしてあげる)
でも、やみくもに記事を書いたあとでは、あとづけで記事同士に関連性をもたせることは難しくなります。
そこで、ブログに何を書いて、どの記事とどの記事をつながげるのか、先に設計しておきましょう。
あなたは大丈夫?見落としがちなブログ設計|7ステップをかんたん解説
行き止まりをつくらない記事にすれば、ほかのブログ記事を読んでもらえる機会が増えて信頼度UP、そして滞在時間もUPと言いこと尽くし!
ついつい長居したくなるおもてなしブログに。
9. 公開後は必ずGoogle Search Console に申請する
ブログ記事を公開しても、もうひとかんばりしてほしい!
なぜなら、サイトを開設したばかりであれば、ブログ記事を公開しても、まだ検索の世界には存在していません。そう、検索では見つからないということです。
わたしがお会いしたクライアントの方々ほぼ100%が、残念ながらブログを公開したあとに何もしていませんでした。
立ち上げたばかりのサイトは、情報の質・量ともにGoogleから認められていないので、すぐにあなたのブログ記事をチェックしに来てくれません。
なので、あなたから「来てほしい!」とGoogleに伝えてほしいのです。
伝え方は、Googleが無料で提供しているGoogle Search Console(通称サチコ)に、公開した記事ページのURLを貼りつけてポチっと申請するだけでOKです。
状況にもよりますが、立ち上げたばかりのサイトのブログ記事は、申請後だいたい1日ぐらいで検索の世界に仲間入りできます。(インデックスされる)
実験のため、公開後に何もしないでいたら、7日ほどインデックスされなかったので待てずに申請してしまいました。申請が遅ければ遅いほどインデックスも遅くなってしまいます…。涙
- ブログを公開
- Google Search Console に申請する
上記の2つは、ワンセットで行いましょう。
SEOでブログを探しているひとに見つけてもらおう
あなたのブログを探しているひとに見つけてもらう秘訣は、
- Google検索の仕組みを知り、
- 読むひとの未来をHappyに変えることを想いながらブログ記事を書き、(『E-A-T』)
- ちょっとしたSEO対策を身につけて、
- 公開後のブログ記事に訪問して欲しいとGoogleに申請する!
ブログを始めたばかりのひと、これから始めようとするひとは、まずは上記4つを繰り返しながら、ブログ運営をしていきましょう。
ブログを見つけてもらってから、そのまま最後まで読んでもらう書き方のコツについては、ブログを最後まで読んでもらう書き方のコツ11選をご覧ください。